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[あらすじ] 四重奏(1948/英)

サマセット・モーム生誕70周年を記念して4短編を映画化。モーム本人が最初と最後に登場し、解説する。曰く評論家の自分への評価は「20代は残忍な男、30代軽薄、40代皮肉屋、50代筆達者、60代深みが無い」と言われたとか。尚、4作品は自選です。  [第1話 人生の実相] 息子ニッキーがテニスの名選手になった父親(ベイジル・ラドフォード)は彼の海外遠征に際して、3つの忠告をする―博打はするな、金を貸すな、女に気を付けろ。しかし祝賀パーティの2次会の博打場で、ニッキーはルーレットでつきにつきまくる。すると1人の女ジーン(マイ・ゼッターリング)が近づいて来た。(まだまだ続きます)
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 ジーンは「1万貸してね」と言うと彼の手のチップをさっさと持って行ってしまった。 がしばらくして、返しに来る「助かったわ。有難う。お礼と云っちゃなんだけど」と彼を誘って来た・・・。

[第2話 変わり種] プロのピアニストを夢見る若者ジョージ(ダーク・ボガード)。金持ちの両親は、将来は政治家か銀行家か・・・、と思っていたが仕方なく著名なピアニストに評価を頼むのだが。

[第3話 凧] 凧が大好きな青年ハーバート。ベティという娘と、母親の反対―「お前は古い手に引っかかっているんだよ」―にも拘らず、結婚する。がベティは―えっ、凧。子供の遊びじゃないの、やめてよ―と言う。しかしジョージは止められず・・・。

[第4話 大佐の奥方] 田舎に住む退役軍人プレゴリー(セシル・パーカー)は農政委員会とかで忙しそうにしていたが、実はロンドンにはダフネという妾を囲っていた。ある朝妻のエヴィ(ノラ・スウィンバーン)が詩集を出した、と言う。自費出版かと思っていたが出版社の発刊だった。プレゴリーは詩なんぞに興味はなく打っちゃっておいたが、それは瞬く間に英読書界の評判となりベストセラーになる。段々と気になって来た彼は、ダフネにその内容を聞く―それは‘年上の女と青年の赤裸々な恋’ が綴られていた。実話か?作り話か?という話題の中でプレゴリーは・・・。全話で115分。

(評価:★4)

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