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[あらすじ] 令嬢ジュリー(1951/スウェーデン)

伯爵令嬢の1人娘ジュリーと若い知事との婚約は、破談になりそうだった。変な雲行きだとは口の端に上っていたが、詳細を知っているのは、下男のジャンだけだった。彼は婚約者料理女のクリスティンに云う―お嬢様、知事様、私と犬のディアナで睡蓮池に行った時のことだ。お嬢様が睡蓮を取ってと知事様に云われたが、彼は躊躇した。ので私が池の中から採って来た。面白くないお嬢様が愛犬を探すと、野良犬とさかっていた。カッとなった彼女はディアナを打ち据え、その鞭をバーにして飛び越えを何度もやらせた。その後知事にもやらせたのだ。知事はワンワンと何度もやっていたが、最後は止めて彼女をひっぱたいた。これが真相だ―。(続きます)
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ところで今日は村のヨハネ祭のイブだ。白夜なので、一晩中皆は酒を飲み、踊り回る。村娘ヴィヨラは、クリスティンの事は知っていたが、ジャンに思いを寄せていた。令嬢ジュリーは、あれからいつも酔っているようだったが、ジャンを見つけ一緒に踊れと命令して来る。令嬢が知ってか知らずか分からないが、実は、ジャンの初恋の人はジュリーだったのだ・・・。

ジュリーを巡る三角関係の行方は?過去のジュリーの母も絡んで、女性が台頭してきた頃の貴族の時代の諸々を描く。90分。

アウグスト・ストリンドベリの戯曲の映画化。カンヌ映画祭のグランプリ受賞。

(評価:★4)

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