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[あらすじ] ジャンヌ・ダーク(1948/米)

1337年に英国王が仏王位を狙って無理やり相続権を主張して始まった百年戦争は、1428年になってもまだ続いていた。英軍がオルレアン城を包囲したとの知らせは、この仏の田舎ドンレミ村にも届いていた。この村で農家の娘として生まれたジャンヌ(イングリッド・バーグマン)は、16歳になっている。彼女は悩んでいた。4年位前から神が、天使の声が聞こえるようになったのだ。そして御姿も。最初は教訓等だったが、やがて「行け!オルレアンを救え。皇太子シャルルを王位に就かせよ」。学もなく、戦争も政治にも無縁の田舎娘の私にどうしろというの―と悩んでいたのだ。しかし声は止まない。17才になった彼女は、心を決めた。(まだまだ続きます)
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反対する両親には内緒で、優しい伯父に、この地の守備隊長ロベール卿がいるヴォクルールの町へ連れて行ってくれと頼んだのだ。ここから彼女の運命が変わる。

町へ行き、卿に会った。しかし、卿は意にも介さなかった。彼女は毎日、卿の館へ通う。その頃巷では‘ロレーヌの乙女’が仏を救ってくれるという噂が流布していた。いつしか人々は、ジャンヌに‘ロレーヌの乙女’を見るようになっていた。その声は、ロベール卿も無視できない様になって行く。そして彼女が予言していたオルレアン近郊(ニシン)の戦いの敗北の知らせが届いたある日、ロベール卿はジャンヌの住まう伯父の家を訪ねる。

「シャルル太子に会えるように手配した。シノンの都へ行くがよい。騎士を2人付けよう」。そのシノンの宮廷は宴会中だった。シャルル皇太子(ホセ・フェラー)は浪費家で、貴族のトレモイユから大金を借りていた。それなのに、毎日が宴会暮らし。

‘噂の乙女’が来ると聞いて、一計を案じる「その娘が本当に神の使いなら、私が分かるはずだ」と、1人の伯爵に「私の代わりに、太子の椅子に座れ」と命じると自分は宴会の人々の中に紛れ込んだ。やがて、ジャンヌが登場する。さて・・・。145分。

誰もが知っている、そして数多映画化されている、あのジャンヌ・ダークの生涯を描いた1作。本作は戯曲「ロレーヌのジャンヌ」の映画化。米アカデミー8部門ノミネートで3部門(撮影、衣装デザイン、特別賞)を受賞した。

(評価:★4)

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