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[あらすじ] デス・プルーフ in グラインドハウス(2007/米)

「デス・プルーフ(耐死仕様)」−それはどんなスタントをしても運転手が決して死なないようなガードをめぐらした特殊改造を施した車である。スタントマン・マイクカート・ラッセルは、その車を凶器と化し美しい女性たちを無残な肉片へと変える凶暴な殺人鬼!彼の次なるターゲットとなった美女たちは・・・クエンティン・タランティーノ監督が「グラインドハウス・ムービー」への「愛」を込めて製作した1本。
シーチキン

宣伝チラシ(「シネコン・ウォーカー グラインドハウス特別号 2007年8月)で、「グラインドハウス・ムービー」について、『デス・プルーフ』を監督したクエンティン・タランティーノと、『プラネット・テラー』を監督したロバート・ロドリゲス監督が対談している記事が掲載されており、それぞれが語っている内容によると(抜粋)

タランティーノ:観客が「なにを目にするのかがわからない映画」のことなんだ。ポップでキッチュ、それでいて生々しくって、最高にものすごくて、セクシャルでワイルド。(略)こうした映画は主流から外れた存在だったから、セクシャリティや残忍性には、信じられないような描写もあって、生々しかったんだ。

ロドリゲス:で、予算がないからスターは出ていない。だからエクスプロイテーションな、「観客を刺激するような」内容で利益を上げる。そう、B級だけどセンセーショナルじゃなきゃならないんだ。こういう映画は大手スタジオじゃありえないよね。アクション、バイオレンス、あるいはセックス…アイディア勝負で足を運ばせる、魅力以上のパワーがなきゃダメな映画なんだ。(略)上映用のプリントは、少ししか焼かないから、ほうぼうで使い回されて、公開がひと通り終わるころには汚れて、傷ついて、すり減って、シーンが切り取られてたってこともあったんだ。

本作では、音声ノイズやフィルムのキズ、フィルム飛び、のような演出があえて施されている。

(評価:★5)

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