★3 | 変幻紫頭巾(1963/日) | 汚職政治の横行を批判した反体制的なテーマ。そして、クライマックスの大捕物。戦前のチャンバラ活劇に対するオマージュを感じさせる骨太な内容がイイっす。 | [投票] |
★3 | 天保水滸伝(1976/日) | 剣豪・平手造酒を登場させ、同時代に起こったヤクザ抗争劇と絡ませて描く。ただの共産主義プロパガンダ映画に終わらず、きっちりエンタテイメントも織り込んでいるところが山本薩夫の偉さ。 だけど、愚図も怠け者も、人類みな平等という共産主義の理想には、やっぱ着いていけないです。 | [投票] |
★3 | 影を斬る(1963/日) | “ジェンダーフリー”という言葉が煩いほど叫ばれる今日においては、到底考えられない内容。 名バイプレーヤー藤原釜足が、相変わらずのオトボケ演技で場面をさらう。 | [投票] |
★3 | 十兵衛暗殺剣(1964/日) | 徳川家と柳生一族の繁栄の中で、滅び行く運命の湖賊たちの姿を合せて描くストーリーが良く出来ている。大友柳太朗は基本的に悪役には向かない俳優だと思うのだが、今回は結構ハマっていた。 | [投票] |
★3 | 蜘蛛の巣屋敷 お役者文七捕物暦(1959/日) | 名女形と謳われた3世時蔵をはじめ、萬屋一門が演じる歌舞伎舞台の“本物”の迫力に、本編である捕物話が霞んでしまう。 梨園を飛び出して映画界入りした錦之助と、実父・時蔵との関係が、映画の中の親子関係とシンクロしている感じで面白いっす。 | [投票] |
★3 | 若さま侍捕物帖 紅鶴屋敷(1958/日) | 不気味な屋敷で起こった怪事件のあらましを、ヒロイン桜町弘子に語らせていくという回想形式が、本格派スリラーの雰囲気を醸し出していてる。恐怖を煽るショック演出もなかなか。その分、本格派スリラーとはかけ離れた、時代劇にありがちなオチに不満が残るのだが。 | [投票] |
★3 | 右門捕物帖 地獄の風車(1960/日) | 出来は1作目に比べると見劣りするが、事件に巻き込まれていくカップルを登場させる等、ヒッチスリラーを意識した作りで楽しませてくれる。 登場キャラの中では、右門の旦那が取られてしまうといって、右門に近づく女達に嫉妬しまくる子分のおしゃべり伝六(堺駿二)が絶好調! | [投票] |
★3 | ブラボー砦の脱出(1953/米) | 口数の減らない南軍兵士の爺さんが滅法面白い。主人公達の追い詰められ度も良い。上から降ってくる弓矢の嵐が怖いのなんのって! | [投票] |
★3 | おれは侍だ 命を賭ける三人(1963/日) | とりあえず、江原真二郎は不要。こいつ全く命なんか賭けてないし。 | [投票] |
★3 | 桜の代紋(1973/日) | 勝新の『顔役』と比べると、若山アニキの趣向は正統派で王道なのだと判る。勝新作品のように筋立てに破綻が無い分、さほど意外性もない展開。けど、前後に揺れ動く椅子からの眺めを表現した主観ショット等、三隅×森田コンビの映像表現は相変わらず工夫に富んでいて面白い。 | [投票] |
★3 | 海軍横須賀刑務所(1973/日) | 前半の海軍訓練所と後半の海軍刑務所。勝新が2回に分かれて大暴れしてくれる、一本で二度おいしい映画。 勝新のユーモアとバイタリティ溢れる演技は東映でも変わんないね。 | [投票] |
★3 | ワーテルロー(1970/伊=露) | カリスマの落日。勝敗を決めるもの、それはプロシア軍の行方。その行方が判明する・・・その時、歴史は動いた。 [review] | [投票] |
★3 | 地獄の戦場(1950/米) | 時間制限付きのロケット砲探しというサスペンス趣向が入り、それなりに面白い。日本兵の描き方も、結構マトモな方(勿論、変だけど!)。通訳兵デッカーソンがいい味だしている。 [review] | [投票] |
★3 | 新・荒野の七人 馬上の決闘(1968/米) | このシリーズは誰が生き残るのかを考えながら観るのも楽しみ方の一つ。「馬上の決闘」という副題が意味不明だが、前作(2作目)より面白い。 [review] | [投票] |
★3 | 荒野の七人 真昼の決闘(1972/米) | あのクリスがいつの間にか結婚している! 刑務所の囚人達で間に合わせるという安直な仲間集め。『荒野の七人』というより、『特攻大作戦』ウエスタン版といった趣き。けど、襲ってくる群盗達を退治してゆくプロセスは、一番『七人の侍』に近いかも。 | [投票] |
★3 | 死の十字路(1956/日) | 1つだった死体が2つに!別々の2つの事件が重なり合う悪夢の交差点。 一人二役の大坂志郎は勿論のこと、謎の男に扮する小林重四郎が台詞は皆無なのに強く印象が残る儲け役。 | [投票] |
★3 | 殺し屋ハリー 華麗なる挑戦(1974/米) | インテリ系殺し屋というユニークな主人公キャラ設定に加え、アメコミ風のオープニングやブラックユーモア溢れる海底の墓場シーン。おやっ、意外とお洒落でポップな作品なのか?と思いきや、いつのまにか男同士の暑苦しい友情ストーリーになってしまうのは、“漢”映画で鳴らすジョン・フランケンハイマーが監督なのでご愛敬。 | [投票] |
★3 | 出所祝い(1971/日) | 2人組の女殺し屋。過去の事件の背後に潜む策略。“義理と人情”を全面に押し出した東映路線とは違って、ミステリアスな雰囲気とサスペンス風味の味付けで楽しませる東宝仁侠映画。これはこれで成功だと思う。しかしまあ、相も変わらず五社英雄の演出はしつこすぎる。特に最後の決闘。 | [投票] |
★3 | 地獄のかけひき(1968/英) | 仮免中の主人公という設定がユニーク。深刻な映画出演作の印象が強いトム・コートネイがノリノリで楽しそう。地下鉄の広告等、この時代らしくポップなスパイ劇。 | [投票] |
★3 | テンダー・マーシー(1983/米) | ほのぼの、しみじみカントリー・ロード [review] | [投票] |