[コメント] 洗骨(2018/日) - 投票数順 (1/1) -
日常的に起こり得る家族問題を、ことさら深刻ぶらずに丁寧に描く照屋年之の手堅さに才気を感じる。ベタだが思わず吹き出してしまうキレの良いギャグもガス抜きとして効果的。旧来の(山田洋次的)執拗なコント調と対極の笑いは、芸人監督ならではのセンス。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
女房が好きで堪らなかった男の残された哀感を敷きっ放し布団一発で表現する演出は簡潔だし洗骨の芝居が区切りつく前に陣痛で畳みかける構成もラストの余韻を際立たせる。兄妹の確執が予想外の男登場でほぐされるのも計算したのかどうかだが結果オーライだ。 (けにろん) | [投票(1)] |