[コメント] まぼろしの市街戦(1967/仏=伊)
私はやっと「この映画を知らない人」から「この映画を好きな人」になれた(^o^)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
グレーの街並、軍服、世相の色。 対照的に彼らだけは派手な色の服装で街を闊歩するのだ。
その原色こそ、本来あるべき自然の姿であり、人間味のあるものではなかったか。
だが夢の時間は終わる。再びグレーの現実が迫るにつれ、彼らは自ら柵の向こうへ戻っていく。派手な服を脱ぎながら、まるでフェードアウトするかのごとく。
これは痛烈な皮肉を込めた立派なファンタジーだ。
未見でも世の名作と呼ばれる有名作の名前くらいはたいてい知っている耳年増の私。この私が知らないこんな素晴らしい作品があったとは!
cinecine団様の強烈なコメントはもちろんボイ母様もどこかで書かれていたこの映画。私のちょっと年上(ちょっとだけネ)の原体験の映画なのか?ともかくこのサイトで初めて知った映画の一つ。やっと観ることができた。嬉しい。(平成14年2月16日ビデオにて)
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