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[コメント] トーク・トゥ・ハー(2002/スペイン)

アルモドバルいよいよ洗練されてきて、冒頭とラストに演劇シーンを持ってくるとは今一番乗ってる証拠。すごい映像を送ってくれました。ある意味では、異常な話なのに全くそれを感じさせない。むしろ
セント

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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浄化された無償の愛を描いたかのようです。とにかく、人間の捉え方にまだこういうのがあったのか、と驚く。素晴らしい。言葉がないね。

この映画は男性と女性とではかなり見方が分かれるのかな。皆さんの評読んでるとそんな気がします。

この映画、かなりキレイキレイで撮っているから見逃すけど、介護師の、現実と逸脱しているところ(少し狂的なところ)は献身愛というか、無償の愛という部分で隠れがちだ。ただ、あまり現実的に考えない方がいいような気がする。朝、花に水をやるとき、話しかけていると花は成長も良くなるって言うよね。そういう感覚、この映画にありましたよね。

だから、突き詰めた純粋の愛なんです。わたくしども通常の人間には到達できない愛なのかもしれません。

そういう愛は時間をかけて継承されるんですよね。だから、介護師はライターに彼女を託す。ライターは新しい愛を、介護師から継承された愛を彼女と共に育て始めるところで終わるよね。

わたしには、二人の男の関係はそのように思いますが、、、。

それと、女が妊娠しますよね。普通だったら、堕胎するけど、映画では死産と言ってる。ほんとのところは分からない。

ただ、女の家族からすると、もう植物状態が永遠に続くかもしれない状況から、堕胎してしまうだろうか、とも思う。植物状態じゃなしに、明日、まさに死んでしまうかもしれない。新しい命が芽生えてる時に。 だから、死産というのはひょっとしたらあり得る。そう思います。

まあ、いろんなことを考えさせられる映画ですね。 こういう映画、まあ、だいたい男の方が現実的な見方はしないですけどね。結構男って繊細なんですよ。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)死ぬまでシネマ[*] MM[*]

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