[コメント] 少女の髪どめ(2001/イラン)
イランに生まれながらトルコ人の雇い主の下で庇護され、アフガン難民の生命を賭けた勤勉さを横目に、クルド人を卑下することでしか自分の存在を主張できないイラン青年ラティフが目覚めた神聖な愛の本質を、私は語る資格も言葉も持ち合わせていない。
肉欲を前提とした異性愛から、無欲を受け入れた純粋愛へと人が導かれるさまを見た、ことだけは理解できたつもりである。しかし、その表現に正当な数値を与えられるほど私は今だに「世界に暮らす人の心」を知らない。素直で、てらいのない映画表現に敬意を表しての4点。
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