[コメント] アレックス(2002/仏)
目を背けられない辛さは、繰り返し突きつけられる「必然」によって何度も直りかけの傷を開く。そんな生々しさは日常にだってころがっていやしない。モニカ・ベルッチがただの女に見える。
シーンを逆にたどると、「さっき見たあのシーンの、その前に起こったことがこれなんだよな」と考えることで「さっき見たあのシーン」がよみがえってくる。それは、繰り返すことにより「さっきのさっきのあのシーン」「さっきのさっきのさっきのあのシーン」というように最初のシーンに行き着くまで毎回思い出す。それが狙いなのか。それは辛いなぁ。
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