ナイフってずいぶん簡単にできるんですね。よく切れそうなざくざくまで背中に刻んで…。クラフツマンシップはいったいどこに？！ いや、それはさておき。

どうしても二人の主人公の気持ちには共感できませんでした。だから、最後の「死闘」への道筋がまったくみえない。わたしは途中で迷子になってしまいました。

この最後の見せ場の「死闘」シーン…。これ自体もう、すでに旧時代のものとなっている気がしなくもないのですが、いかがなものでしょうか。それとも、これはこれで、時代への逆行という「メタメタ」が狙いだったのでしょうか。

わたしとしては、もう少し、「メタな感じ」が欲しいかなと思うのでした。