[コメント] 緋牡丹博徒 鉄火場列伝(1969/日)
まず、待田の昇格=親分役は残念ながら努力賞。タイトル通り、盆の緊迫感は今迄の作品以上でまさに‘鉄火’場。そして本作の最大のポイントは、お竜が自分を見つめ直すという点だ。ホン屋笠原が実力を見せたといえる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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心の中のどこかに好きな人と一緒になって・・・という恋愛への憧れをもっていた23歳の女(役も現実も)、お竜だったが、仏壇の三次(鶴田)の、自分そして他人にも示す嘘偽りのない渡世の生き方を目の当たりにして、自分の心を見直し、自分は本当は何をしたいのかを自問した。結果はやはり、彼女は渡世の人だった。ここから本当の緋牡丹博徒のお竜の物語が始まる、といっても過言ではないだろう。
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