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[コメント] 12人の優しい日本人(1991/日)

最初は臭い演技と舞台じみた動きでゲンナリするが・・・。
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







12人の怒れる男』の魅力は,観客自身がああーっそうか,自分は真実を観てなかった,目が曇ってたんだ,と知らされる意外性と爽快感。この映画はそれを凝った展開で何度でも味わせる。

 無罪,有罪,無罪・・・,流されやすいぼくら(日本人の)観客は,(特に後半で)ジェットコースターに乗ってるかのように振り回されてしまう。最初のタルい雰囲気とメガネ君の真面目さが,後になって利いてくる脚本と演出の巧さ。兎に角,無罪から始まってそこに戻るってのは大したモンだ。

 (附) 豊川悦司のヘタウマな演技がよい。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)peacefullife[*]

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