[コメント] Jam Films(2002/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
まるでイカ天みたいな…ってのは置いといて、ジャムって言う割には完全に独立した7つのお話。ジャンルが被らないようにというだけのセッティング。音楽で言えば、日本を代表する各ジャンルの7バンドの集合ライブみたいなもんで、「ハウス・ジャズ・ヘビメタ・アフリカ系民族音楽・民謡・現代クラシック・つんく(もはや1ジャンル・あやや登場)」のジャムライブ(15分づつ)。そんな感じ?面白くなるとはあんまり思えない。あややファンだけは5点!みたいな。おれは2点ってあたりかな?あややじゃなくてピロ様が「とってもとっても〜」と歌ってくれるなら5点!!!みたいな。やっぱり、ジャムってんなら共通する基盤が何か必要だと思うんだが、ま、せいぜい『フォールームス』ぐらいは必要か?うーん、基本的にこの手の企画モノはダメなんじゃないか?キャッチコピーの「短くてもイケル」。おいおい。「短いからお気楽」って感じでもないな。「7作も見れるのにお得」これだな。
* * * * * * * * * * *
「the messenger」 ☆☆
ファイナルファンタジー10のルールーみたいな雰囲気。が、声は案外と軽い。彼女の為に脚本を仕上げたという監督の話だが(パンフより)、彼女の為になってない。もっとミステリアスに!ってイメージだったのかな?ぜんぜん、彼女の魅力を撮れてないじゃん?と、言っても元から彼女に魅力を感じてない人間が言うセリフではないか。ショートムービー集合体の先陣を切って出すにしては、今一つだと思うが、なぜにこれが最初?と考えてみたんだが、答えは見つからなかった。
「けん玉」 ☆☆☆
JAMFILMS出演者で唯一がんばっている篠原涼子が良かった(ピロ様は別格。殿堂入りとなりました)。けど、追っかけ2人組はいらん。オチもイマイチ。最後は気持ち良く沖縄行ってハンバーグ、あるいは、沖縄のホテルで「料理しよう!ね、ゴーヤ買ってきて!」でまたもなぜかゴーヤ→ケン玉に!みたいな展開でもいいな。もうちょいヒネレル。15分でもさ。
「コールドスリープ」 ☆☆
唯一のSF担当だったわけだが、ショートムービーではSFは「何がなんだか判らない世界観」でも許される分だけ有利だ。なんだけど、ぜんぜん利用してないし。むしろ説明するし。そりゃもうビックリさ。やっぱ、コールドスリープが解けた後も何がなんだか判らないままの方が良かったんじゃない(そりゃ『ソラリス』だ)?彼女のおっぱいに3+2+1とあった瞬間に大沢たかおの先が読めた。できればえっちしている最中に童心に返ってパニックに陥る方がおもしろいと思うんだけどな。ま、バカの精子がガピョンと出てくるとは思わなかったけど。てっきりオヤジ(筒井さん)の精子またはオヤジさん自身が出てきて禁断の近親相姦の世界に行くのか?と思ったんだが全然ちごうたわ。どっちみち、今一つだったな。
「Pandora」 ☆☆☆
薪割りシーンは可笑しかった。このショートムービーはこの為だけに撮ったのか?とさえ思える。あそこだけは可笑しかったが、あとはマジメにエロティックなものを撮ろうとしたらしい。つまりは、あの薪割りは大マジメに撮ったシーンという事か。そのセンス…もの凄いぞ!おまけで☆が1個追加だぁ!あとは、吉本さんみたいな美女系の人がやるよりは、例えば、マチャミがやった方が可笑しかったかなーなんて。薪割り男もいい男であるよりは、実は内山くんあたりで良かったんじゃないだろうか。
「HIJIKI」 ☆☆☆
彼がパンと撃たれたあと、腹からひじきがドベドベッと出る想像してたんで、オチ(落ち)が弱かった。
しかし、ひじきねぇ。唐突なテーマだが、確かにショートムービー的な視点だ。しかも確かに甘い。黒いし。ビタミンCは無いし。ま、食えるけど。でももし、ひじきが海草ではなく虫だったら…、踊り食いなんて風習があるのだとしたら…。そう考えると怖くなってくる。もう食えないかもしれない。今、我が家の冷蔵庫にまさにひじきがあったりするのだが、今の所、動いてはいない。良かった。当たり前だ。死んでるし←動物ではない。そうそう、最初と最後の監督からのメッセージは余計なんじゃないか?シャレなんだろうけど。最後の7人目にこれを持ってきて、冒頭「ハッピーな気持ちで帰りたいんならとっとと帰れ!」とでも言ってくれた方がよかったんじゃないか?シャレでもなんでもないが。
「Justice」 ☆☆☆☆
今回のショートフィルム対決の中では、オレ的には一人勝ちのような印象のブルマ達。こんな意味無しの軽口なストーリーの方がショートは似合う。オチは無いが。個人的な好みで言えば、もっと小さいお尻のブルマが欲しかった所。今の子たちはデカイ。そんなイメージがある。ま、イイモノはイイ。純粋な疑問として、あのお尻パチンとするのは何?と思ってたんだが、うちの奥さんに聞いて謎は解けた。ブルマからはみ出たぱんちゅってのもけっこうイイぞ!と訴えておこう。
「ARITA」 ☆☆★★★
今回は、なんったってピロ様の一人芝居。だけども、あの岩井俊二という事で、大いに不安だったね。
不安的中、ズキュン!
やっぱ、この人とオレ、だめかもしんない。まあ、ピロ様が延々と出てるし、延々と喋るし、ちょっとあごに肉が付いてプヨプヨしつつもブラがピロっと見えてたり、生脚も見れたし、嬉しいんだけど、だけど、だけど、なんだか不快(注:あくまで羨ましいからではありません)。やっぱ、なんだかんだいいつつもピロ様をうまく撮れてない。い、いや、今のピロ様がダメだってんじゃなく、なんつーかな、やっぱ、悔しいわけよ。二人っきりで何時間も撮影しやがって(注:やっぱり羨ましいだけのようです)!まぁ、いいか。純粋にピロ様の映像を楽しもう!っつーわけで、結果、DVD買うんだろうな、オレは。DVDで見直したら、せめて「ARITA」だけでもしっかりしたレビューを書き直す!だろう。いや、今はまだ、冷静になれないだけなのさ。ふ、オレもまだまだ青いぜ!それと、その時に、追加シナリオ『その後ARITAに何が起こったか』を用意しておきます。ごきげんよう。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。