[コメント] グライド・イン・ブルー(1973/米)
主人公の等身大の正義感が心地よい。その正義感も権力へと向かったときに、挫折する。それはこの時代を抽出しようとした方法でもあるのだろうが。挫折した主人公に待ち構えているラストはあまりに悲し過ぎた。
**ネタバレ注意**
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主人公が純粋に持っていた夢。彼が闘おうとした権力。彼の持っていた正義感。彼の恋人。それらを失ったとき、さらに作者は、彼に死をあたえるラストを用意する。というこの周到さ。
そこまでしないと描けなかったアメリカという国の、このころの時代。いとしい。いとしい。
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