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[コメント] グライド・イン・ブルー(1973/米)

主人公の等身大の正義感が心地よい。その正義感も権力へと向かったときに、挫折する。それはこの時代を抽出しようとした方法でもあるのだろうが。挫折した主人公に待ち構えているラストはあまりに悲し過ぎた。
ALPACA

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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主人公が純粋に持っていた夢。彼が闘おうとした権力。彼の持っていた正義感。彼の恋人。それらを失ったとき、さらに作者は、彼に死をあたえるラストを用意する。というこの周到さ。

そこまでしないと描けなかったアメリカという国の、このころの時代。いとしい。いとしい。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ジョー・チップ

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