[コメント] レインマン(1988/米)
何かが足りない二人の凸の男と凹の男が再会して一つになり、短時間で人間性を取り戻す。その過程を追いかける物語が心地よくラストに引き寄せるのだろう。長く深い溝を埋めるために強く互いが引っ張るフィオレの絆に自らも惹かれてしまえた。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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何が得られるでもない。ただスタートに辿り着くために続けた旅の終わりがとても切なくもたくましさを感じた。二人の相反する能力が相反する境遇で生じた悪夢と映っていたのが、それがこの時間に用意されていた演出だと知るまでの二人の旅に訪れた別れに。
そこに飛来した成長が、再び彼等二人を再開する力となり、足を互いに向けるのかも知れないと思うと、飽きることが来ない、めっさ面白い人間のリアルゼロサムゲームをつづけていこうという根性が力強く芽生えてくる前段階に自分も着床した。
2003/5/15
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