[コメント] ブルドッグ(2003/米)
男泣き…出来ず。最愛の妻以外の命を命と思わないヴィン・ディーゼルの人物造形が下手。イモっぷりしか目立たん。孤独な男の物語でもなく派手なアクションがある訳でもない。中途半端なスタンスに身を託された俺が狂犬になれるかよ!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ドンパチがしたいのか、悲しい男の心の葛藤を隅々まで描きたいのか?それが皆目見当つきませんな。無駄なアクションを排除すれば、この設定(ちょっと卑怯だが)は生きるはず。逆に、アクションをもっと多様すればそれなりの痛快アクションになったのでは?と思う。また、ルセロとの取引や、ディアブロとの駆け引きなどを巧妙に描けばサスペンスにも化けたのではないか。本当に「中途半端」の一言に尽きてしまう残念な作品だった。
鑑賞中、よりによって「復讐とはなんぞや?」と思えてならなかった。最愛の妻を殺した総元締めを自らの手で殺せば復讐は達成したことになるのか?もしくは麻薬の流通を最小限に食い止めることが復讐なのか?これもショーンの真意が全く読み取れず、最後の最後まで何が何だか分からんかった。混乱してるはずが結構冷静な様子だし、取り乱すと言えば敵を目の前にしたときだけ。「しばらくの休養を取れ。精神病院に通え」とボスが言っていたが、まさしくその通りじゃないか。
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