電話がかかってきてフレディが部屋から出ていくシーンが好きだ。 指輪とりに戻るとこも、ドアに指つくとこも、鏡に向かって言い聞かせるとこも。 すごくかわいい。 ティム・ロス、見直した。

ピンクがご不満のちゃっかり者スティーヴ・ブシェミも、渋くて人情家のおじさまハーヴェイ・カイテルも、ガキっぽかったりやばかったり読めないマイケル・マドセンもみんな好きだけど。 特に、チップ１ドルごときにぐだぐだゆってみたり、人質殴って自分の手痛めてたり、ほんとあほなんだけど、ちゃんとプロ意識も持ってるピンク。ラスト、ちゃっかり自分だけ隠れててみんな倒れた後にこそこそ出てくるとことか、ほんまうける。なごましてくれるわ。彼がいるおかげで、この映画の雰囲気ずいぶんやわらいでると思う。

それから、救いようのないラストも好きだ。 旧友を撃ち、自分が撃たれてまで、オレンジを信じてかばったのに、ホワイト。 あのラスト、真実を聞かされたときの彼がたまらん。