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[コメント] リロ&スティッチ(2002/米)

絶対「悪くない」と思うのですが……今、この時期(2003年3月現在)に見せられてしまった日本人の「不幸」
ユリノキマリ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







この期に及んで見せられてしまった者としては、どうしても、連邦議会議長の言い分が、「今この瞬間にもアメリカがやろうとしていること」に思えてしまいました。自分たちの「正義」のためには、何やっても許される、みたいな。

それから、福祉局の職員がどう見てもボブ・サップなのには笑えました(スキンヘッドの大柄な黒人で捨て難いキャラ、というと、全部あの人に思える感度の方に問題があるかもしれませんが)。

といったことはともかくとして。

リロが大好きな“キング”プレスリーの曲がふんだんに使われていたのは、映画のトーンにぴったりで感じがよかったと思います。

また、リロの姉ナニの前向きな性格に惹かれました。

お魚にサンドイッチを与えるためにダンスの練習に遅れてしまったリロの言い訳シーンでホロッ

リロが「お姉ちゃんはお母さんになろうとしなくていいよ」と言ったあたりでホロッ

ジャンバが、破壊以外何もプログラムされていないスティッチの心情を思い、「思い出の1つもないのに、眠れない夜はどう過ごすんだろう」としんみり言うシーンで、「そもそもテメーがそういうふうにつくったのが騒動の発端だろーが」とつっこみつつホロッ

……結構だらしなく泣きました。

(2003.3.15 郡山テアトル4にて鑑賞)

(評価:★4)

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