[コメント] エル・シド(1961/米)
「エル・シドは生きている!」 黒装束の敵イスラム軍を蹴散らす、白馬に跨り白マントを着飾ったエル・シド。これぞ救世主伝説。 “アメと鞭”を使い分ける見事な戦略術にも感心。
チャ−ルトン・ヘストンに伝説的ヒーローを演じさせたら、まさに水を得た魚! 白マントを着飾り白い旗を掲げながら、海岸の砂浜を白馬に跨り疾走するシーンは、『十戒』の海割れシーンと並んで<C・ヘストン傑作映像選>に殿堂入り。
敵のイスラム軍がまるで邪教徒みたいに扱われているのには疑問を感じた。どこまで史実かも怪しいが、スペインの伝説的英雄の骨太な生き様をストレートかつドラマチックに描きあげる物語には大満足。ドロドロした人間関係も、最後には上手い具合にまとめあげていると思う。
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