コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] クレージーの怪盗ジバコ(1967/日)

CGなどの技術の無い時代にタイトルロールに扮する植木は健闘しているもののストーリーに切れがイマイチ見えずコメディゆえリズム感が命なのにテンポの悪い部分も多少あるのが惜しい。
TOBBY

個人的に感動したのは生まれる以前の時代の風景が見られるところ。谷啓の住宅事情とか当時のサブカルチャーや、文化的背景はストーリーと無関係に歴史フィルム的に見られて新鮮でした。植木等は、強烈な個性の持ち主ゆえに、はたまた、これはクレージー映画だからなのかジバコを嬉々と演じるも本人のイメージそのものすぎて、あまり役柄による新鮮度は感じられず。終始、最近の邦画では上手に描けないユーモアのセンスなどは、楽しめた。ヒロインの浜美枝が現代でも充分通じそうな見事なスタイルとスマイルで映画に華を添える。にしても、呑気そうな当時の空気感がフィルムから漂ってきて妙に和めた。ビバ!60’s。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)荒馬大介[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。