コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] キートンの漂流(1921/米)

ブラック・ユーモアの傑作。感嘆を覚える冒頭のヨット水没の構図に始まり、不気味さに満ちたラストに至る。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







キートンが自分以外の者(ここでは家族)を破滅に引きずり込むのは珍しい。本作のラストは作者の意図が奈辺にあるのかと戸惑わせるもの(浜辺への到着は救出かも知れないが、違うかも知れない)で、ユーモアとは別次元に到達している。

回転する船室の断面と連動して回るキャメラは『2001年宇宙の旅』の先駆であり、キートンのスタントは驚異的。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)3819695[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。