[コメント] エデンより彼方に(2002/米=仏)
映画の最初に流れてくる、この受賞リストはいったい何を意味しているのか。うつらうつらしながら、最後までその謎が解けず。結局、この映画は一体誰の励ましになっているの?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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30年前、キング牧師の頃には、黒人の7割が、いつか平等な社会が来るって信じていた。でも、いまはその割合が逆転しているとか。白人社会が押し付けた、所詮はガス抜きでしかない、Affirmative action は、黒人社会の中に新たな格差を生み出していった。いつだったか、「黒人社会に広がる無力感」と言うタイトルで、朝日新聞に載っていた。
無力感―――それがなんだか、レイモンド(デニス・ヘイスバート)の「犠牲はもうたくさんだ」って言う言葉に象徴されているようで、悲しかったし、この映画が白人社会にえらくウケたことがなんだかいやだね。
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