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[コメント] きさらぎ無双剣(1962/日)

タイトルが大写しになった時や「終」マークの時に拍手は起こる、上映中に携帯は鳴るは、しかもその電話に場内で出るは、というのが不思議と気にならない。満席の映画館というよりも、騒がしく賑やかな芝居小屋で見ているかのような錯覚さえ起こさせる映画。
シーチキン

肌の色が不自然で、くどいくらいのメーキャップや、全然血の出ない殺陣。たくさん出ているスター俳優がそれぞれ最低一つは見せ場をもらっている演出、などなど、もういかにも往年の、古き良き時代劇にぴったり。

それに加えて、なんといっても時代がかった台詞の数々。

「将軍の座は一人、将軍のものならず。天下万民のためのもの」とか。

「抜けいっ。」(剣豪・蒲生鉄閑)

「抜かぬ。竜胆月之介のきさらぎの剣は、天下平安のためにしか抜かんっ」(竜胆月之介)

と、それぞれの役者さんが大向こうを唸らせるかのような、大見得を切るシーンはやっぱり様になっている。

くさかろうとどうであろうと、こういうものがビシッと決まっているから心地よいし、まさに芝居小屋で見ているかのような錯覚を起こさせたのだろう。こういうのも間違いなく、時代劇の魅力の一つである。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ぽんしゅう[*] ジェリー

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