[コメント] イン・アメリカ 三つの小さな願いごと(2002/アイルランド=英)
深刻なテーマを寓話的に処理したスタンスに違和感持った。号泣したんですけどね。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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監督自身の体験も織り込んだアイルランド移民の苦労話だが、娘の独白スタイルでファンタジックな仕上がり。
もともと難病ものとか大嫌いなので、人の生き死にを寓話的に取り上げられるのは違和感ある。といってもジャイモン・ハンスウが娘二人と初めて出会うシーンではセリフが入る前に泣いてたけど。
ベタな泣かせではなく、カメラや音楽も洗練され、ストーリーもシェイプされているのでマテオ(ハンスウ)の方が最後でかなり省かれてしまうのが残念。
日常スタンスの中に貧困、差別、トラウマ、エイズなど深刻な問題がテンコ盛なので消化不良。 重いテーマなので「心温まるいい話」では済まされないと思う。
夫役の人、ゲーリー・オールドマンに弟いたらこの人だろうってかんじ。労働者階級の話なら、「フル・モンティ」とかのファンタジーよりはオールドマン監督の「ニル・バイ・マウス」などリアルに振った方が好きです。
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