[コメント] 打ち上げ花火、下からみるか?横からみるか?(1993/日)
冒険映画。ただしミニチュア・サイズ。(レビューは作品後半部分の展開に言及)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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少年たちにとっても、少女にとっても、それはひと夏の冒険だった。そして、彼らの願いは成就することはない。彼らもそんなことぐらいわかっている、だから彼らは好きな人の名を叫ぶ、プールに飛び込む。花火は一瞬だけ夜空を輝かすから美しい。少年たちや少女の思いも成就せず、一瞬のきらめきを残すからこそ美しい。一瞬のきらめきは永遠の残像を残す。
いくら演出が稚拙であっても、落ちついて据えておけばいいのにカメラがぶんぶん振り動かされていたとしても、核の部分に心動かされることは間違いない。そのなかでも一番胸をうったのはやはり別れの予兆、「今度会えるの、二学期だね」…考えてみれば冒険映画に必要なものは全部揃っていた、ただしミニチュア・サイズだが。
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