[コメント] ほしをつぐもの(1990/日)
これほど素のビートたけしの魅力が詰まった作品は他に無い。一見ガラは悪いが、どこか暖かみがある山の人は、下町のあんちゃんの匂いがする。子供なら、誰でもついていきたくなるだろう。ラストの柔和な笑顔に、彼の魅力の全てが凝縮されている。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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この作品、黒澤の『デルス・ウザーラ』に非常に似ている気がした。ただし、物語の終着駅は、大きく異なっている。デルスは、文明社会に対する深い哀しみを残して終わったのに対し、この作品は明日への希望を残して終わる。
「大切なのは、今乗っている船の行く先だ。」
この言葉がとても印象に残った。さて、僕らは、この惑星を継いでいけるのだろうか?
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