[コメント] アドルフの画集(2002/カナダ=独=ハンガリー=英)
予告編で、すべて内容を語ってしまっていて、本編で何も目新しい展開がなかったのは確か。(でも、この作品も名古屋・ヘラルドシネプラザのクロージング作品。)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
たしかに原題は「マックス」、つまり画商マックスのお話。でも「アドルフの画集」っていいタイトルだなぁと思って本編をみたけど、「画集」自体が置いてゆかれてしまった。
といっても、「アジテーション屋」として、大声でわめくアドルフの言葉に説得力のカケラもなかった。(ユダヤ人というキーワードを出したとたんに沸き立つ、かねてからの不満に気づく、っていうところをやりたかったんだと思うけど)。
で、マックスとアドルフの、「画商」と「画家」としての結びつきがよく判らなかった。最後、あの店にマックスが現れたなら、アドルフは画家としての生涯を送ったのでは、と思わせたいのかもしれないが、それぞれお互いにどの程度、相手を信頼していたのかが、感じることができない。
とにかく、不満が残った。テンポも遅く、マックス中心に話が進むから、イライラ(ウトウトも)した。不思議な作品ではあるが、ヘラルドシネプラザのクロージングとして記憶にとどめておきたいんだけど、困った。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。