[コメント] キートンの警官騒動(1922/米)
小道具を巧みに使いながら、追いかける警官を振り払っていくシーンのテンポが、抜群に良い。 この一連のシーンでは、バスター・キートンが超一流のコメディアンであると同時に、超一流のアクション俳優でもあることを証明している。
樽とか、爆弾とか、ハシゴとか、小道具を使ったアクションは、何か『プロジェクトA』あたりのジャッキー・チェン作品を彷彿させる。
というよりも、ジャッキーが真っ先にコミカル・アクションのお手本としたのは、このバスター・キートンの動きなのではないだろうか? この映画のアクション・シーンを見ていると、ジャッキーのアクションには、キートンのコミカルな動きの要素が相当取り込まれている様な気がした。
そう考えると、コミカル・アクションというジャンルを世界で最初に確立した俳優は、バスター・キートンであると言えるのかもしれない。
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