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[コメント] ドーン・オブ・ザ・デッド(2004/米)

ゾンビはショッピングモールがあると俄然面白いよなあ。
おーい粗茶

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ゾンビの強さとセーフティゾーン(砦)の区切り方による人間側の余裕の大小。要はそこで生まれる緩急の「緩」における人間ドラマこそが面白いってことだろう。それがまた「急」の方も盛りあげていく訳で。砦の規模、武器・備蓄、砦内のメンバーの人間力(決断力・攻撃力・知見・モラルなど)とゾンビの強さ(というか弱さ)の兼ね合い、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』、『ゾンビ』ともそれぞれのパワーバランスの面白さがあり、その空間設定を巧みに活かしていたなあ、ということをつくづく感じてしまう。

ここのレビューで『ゾンビ』のことばかり書くのは良くないとは思うが、あのショッピングモールはまさに砂漠のオアシス、というよりこの世の天国で、要するに一息つくなんていうものでなく、もはや一旦は圧倒的な安定を得たわけだ。そこにエデンの園の閉塞感や珍客襲来で園の調和が破壊されるもろさまで描いたオリジナルっていうのは最初にして最高、砦ライフのなんたるか引いては「ゾンビのエッセンス」を掘り当てた天才の所業だったってことだろう。(「最初で最高」だからこそジャンルに成ったわけだ)

ゾンビとショッピングモール(安全地帯)の関係性というのは、たぶん胎内回帰とかそういう類の、人間の心理的な本質を決定的に突いていると思う。登場人物たちが、基地に行くのをあきらめてショッピングモールのフェンスをくぐった時に確信しちゃったもの「モール出しとけば間違いなし」。もうそのフォーマットで3点クリア。屋上越しの交流(日光浴用の椅子などが置かれていたりが良い)や、途中で追加メンバーが参入してくるそのメンツの男女年代構成とか、ちょっといいと思うところもあったけど、砦内でのドラマ、モールの設定の使い方などアイデア的には今一つも二つも不足感あり。オリジナルと比較するな、という意見はわかるけど、ここは肝だからなあ…。後はふつう。ふつうに面白く出来ていると思う。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)クワドラAS[*]

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