[コメント] スクール・オブ・ロック(2003/米=独)
「ロック」がとっくの昔に終わっている音楽で、とてもカッコ悪いことを再認識させてくれた映画。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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やっぱりアンガス・ヤングかよ。
最初に教室で弾いたリフ、サバス、パープル、AC/DC!
今でこそひぷほぷメインだけど、かつてはハードロックというジャンルをメインに聴いていた私だったのでした。ドラマーでラッシュのニール・パートとか、細かなネタでマニア心をくすぐってくれます。
しかし世間で評判いいみたいだけど、どうにもヌルさが目についてハマれなかった。かなり大笑いしたけど。
そのひとつは「ロック」のカッコ悪さ。そういえばセックス・ピストルズの時代に「ロックは死んだ」はず。デブオタ白人なんてメチャカッコ悪いし。優勝したバンドだって懐メロやってるような形骸化した音楽。昔は大好きだったがもうロックに興味を失ってるせいもあってなんだか悲しかった。(クリームのリフだけしびれた)
それからおおざっぱな脚本。バンドはクラス全員でやれないので「天使にラブソングを」のような一体感、高揚感が薄い。他にも「アバウト・ア・ボーイ」とか音楽発表会モノが数多い中では斬新さがなく、堅物な校長や親たちの反応などいかにも予定調和。怒りや反抗がお題目だけで終わっている。
ジャック・ブラックの芸達者ぶりには感心したけど、彼はもっと毒のある設定でないと。 (☆3つ)
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