[コメント] 世界の中心で、愛をさけぶ(2004/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
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二人を期待して観たけど、主役は長澤まさみちゃんと森山未來君だったんだね。
唯一、朔太郎との結婚を控えている律子が、写真館で若かりし日に亜紀と朔太郎が撮った結婚式写真を見た時の気持ちを考えると、「ぐぐぅっ」となった。
過去の写真とは言え、実際目にするとキッツイよなぁ。
でも、逆に言うとそれくらいで全編通して全然泣けなかった。
感情移入する余裕を与えない展開速度がその原因かと思われ。
あと現代朔太郎の気持ちが亜紀にあるまま律子を抱きしめたりしてるシーンのふたりの心中はいかに?って感じで全く現代パートに共感できない。
僕は、四国に転勤でやってきて早4年。普段見慣れている空港も、初めて見た庵治町も、こんなにも綺麗だったなんて知らなかった。
庵治町の王の下沖防波堤。
宮ノ下橋。
初めて見たのに何だ、この懐かしい感じ。
写真館。写真館。雨平写真館は。あぁ、セットだったのね。
余談だが、写真館のセットがあった場所の斜め向かいに居を構える材木店の親父さん、 親切なことにロケ時のエピソードや写真を見せてくれながら、熱く熱く長澤まさみちゃんに 対する愛情を語ってくれた。笑
あぁいう親父さんがロケ地を観光地として発展させていくんだろうね。地元庵治町に対する愛も感じられた。頑張れ、名物親父さん!
これからロケ地観光に行こうと思ってる方、親父さんの手が空いてる時に遭遇できるかどうかでロケ地巡りの旅の楽しさが全然変わってくれると思うよ。地元の人との触れ合いも大切だからね。
「香川に路面電車がない」なんて話もよく聞くけど(あの病院がある街はお隣愛媛の松山です)、ロケ地なんてそんなもんでしょ?
架空の世界と現実の世界を混同しない!
昔、テレビドラマでも永作博美が、神奈川県の相模原にあるアイワールドってショッピングモールから東京タワーまで走って行ったぞ。
東京タワーを実際に見たことない人はあんな距離感だなんて思うわけないじゃんね。
それはさておき、人が「泣けるよ」って薦めてくれる映画で泣けた試しがないんだよな。『タイタニック』、『アルマゲドン』。僕がひねくれてんのかなぁ。
観賞した時期の体調や気分や状況にもよるんだろうけど、さ。
何はともあれ、長澤まさみちゃんの剃毛に敬意を表すると共に、若い二人の今後の活躍を期待する。頑張れ。
ていうか、律子と朔太郎、郷里が同じとか亜紀についてとかお互い一度も話したことなかったのか。あり得るか?笑
亜紀が入院中に朔太郎の通う高校の下駄箱までカセットテープを届けていたのが律子だったとか。
最後のテープを渡そうと思った日に交通事故に遭って足が不自由になったり、いまだにそのテープを渡せずにいたり、朔太郎と友達の紹介で偶然東京で知り合うって。どんな確率だよ。
あ、亜紀の仕業か!
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