面白い映画やね。『コントラクト・キラー』＋『白い巨塔』＋『男はつらいよ』÷３＋α＝『九ちゃんのでっかい夢』みたいな感じかなぁ。

倍賞千恵子がそんなに魅力無かったのでちょっとガッカリ。美人なんやけど、この人は前髪を下ろしてはいかん女優さんやね。独特の顔の個性が消えてしまうみたいに感じたなぁ。

　てんぷくトリオの舞台が、面白かった事は映画からも想像がつくね。喫茶店で披露する「ロシアンルーレット」のギャグは、誰が考えたんかな？坂本九との掛け合いも絶妙だったね。

　舞台の上の殺し屋同士の撃ちあいは、少しダレるね。右横の縦字幕が懐かしい字幕文字。時代を感じるね。正直言って横字幕に慣れてしまうと読み辛い。ラストが『男はつらいよ』の原点みたいやなぁ。結構切ない話やと思うで。