[コメント] GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995/日)
バトーが良いなぁ大塚明夫も上手い…と若干楽観的に鑑賞していたら…。いつの間にか畳み掛けるかのように想像力が膨らんでいく。痛烈な皮肉と共に、決して押井守の魅力を殺さない描き方は流石。でも初見ではこの評価しか下せない
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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スピーディーな展開と、様々な問題提起。そのスタンスを一定に保ちながら、鑑賞者に次々とメッセージを送り込む、ある意味挑戦的なところが凄い。1回目鑑賞後のコメントなので、はっきり言うと「解きかけのパズル」のような感じなのだが、残りの1ピースを近いうちにはめ込みたいという意味でこの評価。
今後、パラレルワールドと現実の境目が無くなった日が訪れるとしたら…勿論僕たちは気づかぬうちに「順応」していく人間になっていくのだろう。まさしく、その功罪がこの映画。ネットが身体の一部と化すと同時に、ネットが身体を蝕んでいく。しかし、その症状に気づくのは、それから更に時間が経過してからなのだろう。それが人間というもの。ラストの草薙素子の無残な姿がまじまじと物語っていて…。まさに痛感。
『イノセンス』、楽しみですね。
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