[コメント] 感染(2004/日)
途中ですり換えたらあかん。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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この映画、冒頭は大変期待させるものがあった。救命士の無線連絡、「こんな症状を見たのは始めてだ……」との台詞が観客に想起させるところの恐怖――いったい、どんな症状なんだ?どんな奇病なんだ?はたまた現象そのものが未知のものなのか?それが実際にあってもおかしくなさそうな院内裏事情のリアリティーと相俟って、恐怖の正体を知りたいという観客の欲求を増幅させていく。
んが、果たしてその正体はというと、人の強迫観念に作用する×××で、すべての殺人はその×××により殺人鬼と化した男による凶行で、一般的に見ればすべて男の精神錯乱でかたがつくが、はい、スクリーンの前におられた皆さんはこの恐怖の真実を目撃しましたね?×××は、あなたの心の中に発生する病原体なのです……って。
最初はリアルな日常描写をしつつ、そこに立ち現れた非日常があたかも実存する物理的な現象であるかのように錯覚させておいて、途中で、実は精神的または観念的な恐怖でした。実はこの話メタでした。最初のグロは全部ハッタリでしたなんて、云十年前のトリックだと思います。
カップリングの『予言』の方がなんぼかガチ。
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