[コメント] ハウルの動く城(2004/日)
普通は始めに状況説明なんかがあるが、宮崎駿というビックネームは問答無用な貫禄がある。私的に宮崎作品ではベスト3くらいに良かったし、この作品はある意味、宮崎駿の集大成では?もう一つの勝因はキャスティング。['05.1.8京都宝塚]
戦争、城、空中飛行、郷愁、魔法、変身、少女の心の成長。やはり宮崎駿は少女を描いてこそ輝く監督。(つまりロリコンって事。)
もう一つの勝因はキャスティング。倍賞千恵子(ソフィー)の真面目さ、木村拓哉(ハウル)のナル振りと強がりな所、美輪明宏(荒地の魔女)のお高くて粋な大人振り、我修院達也(カルシファー)の下っ端ぽさ、神木隆之介(マルクル)のマセた子供っぽさ、加藤治子(サリマン)の上品な威厳。
倍賞千恵子に違和感って人が結構いるけど、そうかなぁ。『ナウシカ』の声を演じた島本須美っぽいと思った。美輪明宏も『もののけ姫』の時より全然良かった。
それぞれの魅力を活かしてるし、特に『ハウル』はまさに木村拓哉をイメージしたかのようなキャラだし、宮崎駿というビックネームだからこそ成し得た奇跡的なキャスティング。
でも一番のお気に入りはサリマン役の加藤治子です。
久石譲の音楽も素晴らしい。
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