[コメント] 僕の彼女を紹介します(2004/韓国=香港)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
以下、「猟奇的な彼女」のネタバレを含みます。
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前作の「ラブストーリー」を劇場で鑑賞した際には、「猟奇的な彼女」とは一転したべたべたなラブロマンスに絶句した私。世間の評価が高いことにも驚いたのだが、「猟奇的」に観られた、儒教的、伝統的な硬派とも言える韓国的な良さは無くなったものの、昨今の韓流を考えると、メロメロな「ラブストーリー」もヒットしたのは真っ当だったのかもしれない。
そして、本作はこともあろうにヒットした前2作をブレンドしてしまっただけの感がある。つまり、硬派と軟派、ハードとソフトのブレンド。ブレンドといっても乱暴に貼ったコラージュのようで、ハードな部分とソフトな部分はブツ切れで連動してなかったようだ。中国で記録的大ヒットしたのは、どこかに壷があるのでしょうか? ちょっと理解できないです。
演出の面でも、貧血で倒れる兄ちゃんやら、壁際の踏み台になる兄ちゃんやら、ホームの兄ちゃんは、前2作と役者が同じで、その必然性が感じられず、さり気なさも無くて鬱陶しいだけ。監督のファンは喜ぶかもしれないが、何十作も撮ったベテラン監督ならまだしも、今回はネタ詰まり感は否めない。ラストの写真ネタも、某韓国清純派女優主演映画のパクリですよね?
かまどの前での、フィアンセが魂になって逢いに来たという彼女が語る中世の挿話は、チョン・ジヒョンが背中をぽりぽり掻くオチで終わっていたけれど、何のひねりも無い。戦死ではなく拘束された彼が彼女に逢うために“死んで”魂となり逢いに来た、としたほうがずっと「猟奇的」を撮った監督らしい流れと思うのですが・・・。これでは一般受けはしないかも知れませんが、 なんたって「猟奇的」の挿話では一緒に墓穴に埋められてしまうんですからね(笑)
そもそも彼(ミョンウ)に魅力が無かった。あの人に「風」って言われても・・・ 確かに背中が痒くなるだけです。(なんだよ韓流にあやかったようなラストの笑顔は!) 彼女の「自己中」度も中途半端だった。
ミョンウが撃たれた時に号泣したチョン・ジヒョンの表情、特にあの寄り目は良かった。
(評価:)
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