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[コメント] Ray レイ(2004/米)

エンドロールが長いです。。。  その間、名曲の数々がかかりますが… 席をたたない方が良いかもしれません…  あやうく見逃すところでした・・・・・・
fufu

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 ※注: この映画をけなす訳ではありませんが・・

本物のレイ・チャールズの方がはるかに良かった。

ぼくが レイ・チャールズの凄さに気がついたのは、 たぶん 1985年の「We Are The World / USA For Africa」 製作風景のビデオだったと思います。 それまでは、大御所としてのレイ・チャールズの名前は知ってても、凄さに気が付いてなかったです。

少し説明させていただきますと、 We Are〜 の曲入れをした後日、この映画にも出ていた クインシー・ジョーンズ(プロディース)が、 レイ・チャールズらを再び呼び、足りないパートを歌わせます。 レイが、アドリブの一発テイクで歌を入れてくのですが・・ その様子が もの凄かった! イイ!!  もともと We Are〜 自体が当時のUSAのトップアーティスト達を集めて録音された楽曲なんですが、  そんな一流アーティスト達を圧倒するレイの存在感というかオーラに、ぶっ飛んだ事を覚えています。

来日する機会も多かったので、実際のステージを観る事も出来ました。 凄かったですよ! なんて言うか… 魂が揺さぶられたとでも言うのか?? うまく言葉に表すことが出来ませんが… 次元が違うんです。  観客席で彼の笑顔を見て、声を聴いているだけで、とてもHAPPYな気持ちになったことを覚えています。 盲人である事も信じられなかったです。 あれだけ体を左右に揺すり しかも 飛び跳ねてるのに、まったくノートを外さない! マイクの位置も見えてるかのようで、 そのステージは、まさに神の降臨とすら感じました。 (ちょっと 引く言い方かな・・(^^ゞ)  コンサートはいろいろ行きましたが、ぼくにとって レイ・チャールズの体験は まさにミラクルだったです。

 そして、今回の映画ですが・・・

正直、、、 その感動とと比べて まるで物足りない・・ やっぱり、どれだけ似ていても 本物にはかなわない・・ 役者の演技が、たまにレイ・チャールズにうり二つに錯覚するようなシーンもありましたが・・ だから何なの? という感じ。。。。

この作品を観て、映画(というかドキュメンタリー?)の限界を感じ、 逆に 本物の歌の素晴らしさを再認識させられることになりました。 (そういう意味で言えば、この作品は大成功なのかもしれません?)

レイ・チャールズの伝記なり、ライナーノーツを読みながら アルバムを聴いていた方が、100万倍感動があるような気がします。。。。  (*主観です。 ずいぶんひどい言い方ですね・・・f(^ー^;)

残された歌こそが、レイの魅力をより多く語っていると あらためて感じました。

 ※ もう一度強調しておきますが、この映画をけなしてる訳ではありません。_(_^_)_

 最後に・・・

あやうくエンドロールを見逃すところでした。。

いや、、、実は ぼく的には エンドロールは、上がりきるまで全部見る派なんですが・・・ 本作は、やたら長かった事と エンドロールだけで曲が何曲もかかるため、、 DVDを再生したまま、おトイレ行ったんです・・(^^ゞ

巻き戻して、も一度 エンドロールを見てたら、最後あたりに 字幕でコメントが出ていました。

"レイ・チャールズは 12人の子供と 21人の孫と 5人の曾孫に恵まれた"

この部分に ある意味 一番驚きました。 映画では語られなかったドラマが、まだ沢山あるのでしょうね。。。。。。。

 2006/02/17

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)KEI[*] ぽんしゅう[*]

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