アイドルに恋をする青春を送ったモノには痛いほど気持ちも判るし痛いほど痛い映画だ。内容もけっこう痛い。

実際、今のモーニング娘。と同じで「おニャン子」が好きってよりはほとんどの人は「おニャン子の永田と国生が好き」とか「おニャン子の白石と国生が好き」とかそんな感じだったはず。という意味ではこの映画はあまりにも目当ての人の露出が少なすぎる。「おニャン子の○○危機イッパツ！」シリーズで２０本ぐらいやった方が人気が出たんじゃないだろうか。しかし、工藤静香なんかどっか写ってたか？

だいいち、オレ的にはおニャン子と言っても大好きだったわけじゃないのだ（毎日見てたけど）。正直いえば、この映画の時点ではまだメンバーに入ってない我妻佳代さん（No.48)とかちょっと好きだったぐらいさ（いや名前がじゃなくて）。

ま、なんだかんだ言っても、この映画全部を凌駕する事実が、結果的に森高千里をゲットしたランナー江口洋介（実はこれがデビュー）が一番うらやましいという事だったりする。うわ、おニャン子に関係ないオチだ。森高がおニャン子にいたらな、もっと真剣に見たはず。いや、いっそピロ様が入ってたらな（６歳でも可）。