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[コメント] あずみ2 Death or Love(2004/日)

オダギリジョーの存在感を痛いほど痛感。そして北村龍平の方がまだ上手く作ってた事を更に痛いほど痛感。冗長で退屈なアイドル映画。 2005年2月28日試写会鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







試写会前上戸彩登場。熱狂する会場。ま、俺は全く興味ないんだけどね。「今回の映画には笑うシーンがありませんでしたが」みたいな事言ってたが、じゃ、あの冒頭の崖落下シーンの意味不明な笑みは何?あぁ、もしかして自嘲?(爆死

前作『あずみ』の何よりもの魅力はやっぱりオダギリジョーの最上美女丸だと勝手に思ってた、本作を見るまでは。いやはや、『あずみ』って題材は、ここまで詰まらなく作れるんだな、と思いました。思っちゃいました。

金子監督の作品は見た事無いので何とも言えないのだけど、本作は(製作中に色々もめたらしいがそれが原因か)異常な程退屈で詰まらなかった。ちょっと期待してたんだけどね、まさか前作より酷くなるとは全く予想してなかった。見事な肩透かし。お見事!

何か、本作を見て居ると、前作が「実は面白かったんじゃないのか?」と言う疑惑が俺の中をグルグルと周っていた。それ程までに本作は詰まらない。

前作の殺陣―つーか「アクション」なんだけど―は、北村監督らしくて、確かにスピード感はあった。ドラマも、シチュエーションがシチュエーションだけに自然と高まる為、ある一定の物はあった(と思う)。でも本作は全ての面でそれらに及ばない。

アクションの力不足は明白で、見れば見るほど情けなくなってくる。ショボいCGは百歩譲って許すとしても、スピード感を微塵も感じないアクションシーンは、もう「あずみ」じゃないよ。そりゃ上戸彩だよ。あ、いや、前作でもスピードはあっても上戸彩だったけどね(爆)北村監督のアクション演出の良さは確かに分かったし、正直、上戸彩よりも栗山千明の方が殺陣が決まってた。さすが『キルビル』ゴーゴー夕張。

クライマックスも全く盛り上がらない上に、中途半端。なーんじゃこれ。

いっそ尺も1時間半くらいに削れば殺陣もスピードが増して見映えが良くなるんじゃないの?(嘲

アクションと同時にドラマにも力がなく腑抜けている為、見るに耐えない。上戸彩とか、アイドル俳優が見たい人は見れば良いと思う。少しでも期待したら打ち砕かれる事確実。

(評価:★1)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)IN4MATION[*] 水那岐[*]

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