[コメント] 海を飛ぶ夢(2004/スペイン)
最初は映画に入り込んで行けるか懐疑的だった。しかし後半ずっとずっと涙が止まらなかった。こんな事は初めてだ。個人的に★5点。
若い時は「感動作」で泣くなどという事は一度も無かった。勿論、こんなに泣いたのは観ている「自分」の方の問題もあるという事は解っている。しかし、愛するひとをおくる周囲の人々の噛みしめる悲しさと、他でもない自分の生の為に自分の死を使おうとする主人公の気持ちが非常に理解出来た「気がした」。
ひとの中でないと普通のひとは生きて行けない。でも死ぬのは他でもない、自分だ。観客に配慮して「彼の死」である事を再三強調しているが、それが違和感を起こさなかった事も良かったのだろう。
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