[コメント] コーラス(2004/仏=スイス=独)
純粋な“良い映画”の王道! 音楽と子供、この題材はやっぱりニクい。少年合唱団、天使の歌声、美しや…。(2005.6.2.)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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“良い映画”という言葉がぴったりの映画だ。誰が観ても素直に良かった、感動できたと言える作品に仕上がっている。フランスで大ヒットした映画だが、こういう作品こそ老若男女に受け入れられる映画なのだと思う。
そういった映画には矛盾は付き物であり、多少の脚本の甘さはあるとは思うが、それを掘り下げて文句をつけようとは思わないのはジャン・バティスト・モニエが天使のような声で美しく歌うからに尽きる。彼のキャラクター描写に関しても、母親のエピソードを登場させるなど、きちんと背景がある。そのため映画全体を見たとき、彼を中心に進む話の軸がぶれない。
また、台詞でも出てくるように「生徒との別れは禁止」されたことにより、お決まりのお涙頂戴お別れシーンとは違った形で、別れの感涙を演出したことに好感を持った。紙飛行機にお別れのメッセージとは! フランス映画的な粋な部分もありつつ、画面に見事に映えていた。
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