[コメント] ミリオンダラー・ベイビー(2004/米)
カップケーキにロウソクのバースディケーキ、
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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人前でクリーム(?)のついたロウソクをなめるマギーの姿に改めて生い立ちを感じる。
前半は後半を描くための壮大な伏線だと思う。でも、伏線が輝いていなければ後半の深みはありえない。
人との関わりかたって、なんていろいろなんだろう。
私は、安楽死に対して肯定の意見を持っていた。でも、そういう気持ちに至るまでの気持ちが「もう悔いがない。充分生きた」という“前向き”なもののかどうか、今の自分だったら自信はないし、多分どんなに積みかさねてもそういう境地になれないような気もしている。そして、自分が安楽死する側の意見で、もし手を貸す立場を求められたらという考えが欠落していることにも気付いた。あまりにも考えが甘かった。
みおわってすぐには、ラスト近くのフランキーのマギーへの振る舞いが男から女への愛に見えて、そんなふうには描かないで欲しいと思っていた。けれど、フランキーにとっての娘、マギーにとっての父がそれぞれ“不在”である伏線を思い出し、フランキーのマギーへのキスは娘へのキスのようなもの、そういう余地も与えてくれているではないか、勝手にそう思うことにした。
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