[コメント] 亀は意外と速く泳ぐ(2005/日)
上野樹里が進む方向性は、宮崎あおいの「正統派路線」ではなく、「顔の作りの良い片桐はいり」としての、「B級ヘン映画」だと思う。よって路線とは正しい。
作り手側の「こういうところで笑える自分って最先端の感性♪」みたいな印象を拭えなかった。『スパイナル・タップ』や『ウェインズ・ワールド』の観客でウジャウジャいた、「ここで笑える俺って業界(音楽)通♪」みたいな感じ。しかもこの場合は作り手から感じてしまった。
たとえば『モンティ・パイソン』にもそういう側面はあった。イギリス人の宗教・文化を理解していないと笑えないコントは数多くあり、「スペインの宗教裁判」なんて、何が面白いのかわからなかったが、あれで爆笑している(みせる)ヤツって、大抵そういうヤツだったんだよな。
そうそう、「肝臓」だけど結構難しいよ。
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