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[コメント] いつか読書する日(2004/日)

視界の端に相手を捉える日常。 視線も言葉も交わさなくても、同じ空気を吸い、確かに近くに存在していると言う安堵感。 この感覚、、分かるなあ。
リア

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







と、思わせる秀でた演出。

年代や設定が違くとも、想起し、蘇った思い出に思いを馳せ感慨に浸る。

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美奈子(田中裕子) の第一声から、「うわ、なんだか 田中裕子 、少女みたい。。」 と映った。

美奈子に対し、「他の生き方があったんじゃないかってね。何だかはがゆくて、。」 と言うおばさん(渡辺美佐子)。 ちょっと抑揚をつけて、「私はそんな風には思わないわ。」 と美奈子。

「少女みたい。」 そう感じた理由が、ストン と分かった気がした。

体裁気にせず自分らしく、清々しく映った。

矢先、

帰路、「パ・イ・ナ・ツ・プ・ル、、ジュース」 と石段を降りる姿。や、「つまらない女に見えますか。」 は、やっぱり痛々しかった。

.

美奈子は、”欲” と言う物を、どこに置いてきてしまったのだろう?

「牛乳配達が好き。生き甲斐。」 「いつか、皆に牛乳、届けたいんだあ、わたし。」 と言う美奈子の真意を知りたい。

色々な想いが込められていたんだろうな。

(評価:★3)

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