スカーレット・ヨハンソンの貞女ぶりは、『ブーリン家の姉妹』で鑑賞済みなので、驚きはなかったものの、本当に上手い女優だなぁ、と思う。役柄でこんなにもイメージが変わる若手女優は、いそうでいない。

そしてヘレン・ハント。彼女は今まで、どちらかといえば色気が無い役が多かったのではないか。それが本作では、胸もあらわに、魔性の女を演じて見せた。本当に意外だった。

そもそも私は母子ものに弱いので、こんな秘密を抱えられちゃ、身を乗り出さずにはいられない。ヘレン・ハントは、いっその事、名乗り出てしまったらどうなのだろう。身を挺して自分を庇ってくれた人が実は母だったって知れば、スカーレット・ヨハンソンだって納得するような気もするけど・・・。

とりあえず、二人がハッピーで終わったので嬉しいよ。