[コメント] ジンジャーとフレッド(1985/独=仏=伊)
天然泣き顔のマルチェロ・マストロヤンニ。コミカルやっててなんでこんなに切ない。この切なさは、この人にしか表現できない宝物。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ジュリエッタ・マシーナの目は小さいとき(う、勘違い<笑>)のままだった。なんてキュートな2人なんだろ。 何で2人が別れたのか、ピッポ(マルチェロ・マストロヤンニ)は今でも、アメリア(ジュリエッタ・マシーナ)のこととっても好きなんだなあと、分かってしまうところがイタい。 タップのルーツについての薀蓄はとても説得力があったんだけど、アメリアはきっと、昔聞いたけど忘れてしまったんだと思う。
「僕ら、何しに来たんだろう。この間に逃げようや。」でも、ライトを浴びると、動き出しちゃう。転んでも続けちゃう。昔馴染みのトートや、楽団の人に見守られて。 この瞬間だけは、誰の添え物でもない、ピッポとアメリアのステージ。 ピッポは、このダンスをずっとずっと思い出すのね。 更衣室で、リハーサルしたことや、ぱっと明かりがついてしまったときのきまりの悪さも全部。
2人を見送った後、なんだか立ち去りがたくて、私はまだ、駅のベンチにぼんやり腰掛けているみたい。
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