[コメント] 影武者(1980/日)
コッポラやジョージ・ルーカスもプロデューサーとして参加、カンヌでグランプリを獲った3時間の大作時代劇、と聞くとガチガチにお堅い社会派時代劇かと勝手にイメージしてたが、淡々とした中にも何ともユーモアに溢れた娯楽時代劇。そうだ。黒澤は娯楽を描く監督だったのだ。['07.6.20テアトル新宿]
ロケと言い、衣装と言い(詳しくは分からないが)、エキストラの数と言い、途方も無く金をかけてるんだろうなぁ。バブルの頃でも、これだけ金かけてる映画って、そうそう無いんじゃないだろうか?
後半、少々ダレる物の青空や夕焼けをこれだけ美しく撮る監督も他にいないし、笑って興奮して考えさせられてカンヌグランプリも納得の、これぞまさしく映画。
しかも、スクリーンで見なければ、全く意味の無い作品。
ただ当初、主役にキャスティングされてた勝新で見てみたかったという気持ちも事実だし、子役が下手過ぎて勘弁して欲しい。
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