[コメント] PROMISE 無極(2005/香港=中国=韓国=日)
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なんといっても美形の悪役ニコラス・ツェーが持っていた人差し指棒には爆笑した。私もああいう棒を振り回して人をつんつんとど突いて吹き飛ばしてみたい。それに彼を捕まえた証として、あの人差し指棒が通用する、というのがなんともすごい。まあ、あれだけの美形なら、何をやっても笑って許される、ということか。いいなあ。
一種、独特の映像はあったが、それでも終わってみれば、きれいに主役4人の顔をきっちりとたてて、そつのない演出は見事であった。ただ、ラストがちょっとあっけないというか、なんじゃあれは、という感じがしないでもない。
また「黒衣の者」誕生をめぐるシーンは、それなりに緊迫感があってよかったのだが、なぜだか「SWEP3」のベイダー誕生のシーンを見ているような気がしないでもない。そういう大仰で、大河風なドラマを2時間あまりできれいにまとめているから、脚本もよく練られているのだろう。
それに、真田広之が時に傲岸不遜に振る舞い、若かりし頃の面影を髣髴とさせ、アクションシーンもそれなりに楽しげで、外国映画の主演をはっていると感じさせない名演で非常によい出来だった。彼は、本当に良い役者になったなあ。
セシリア・チャンは、シーンシーンでずいぶん印象が違う。最初はとてもじゃないが、城を傾けるほどの美女には見えなかったが、真田広之の隠れ家みたいなところでの最初の夜に、真田広之に会いに来た時はびっくりするくらいの美しさ、可憐さ、そして妖しさがあって、城どころか国まで傾きかねないなあと、納得してしまった。
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