[コメント] かもめ食堂(2005/日)
日本の映画なのに洋画だった。しかもフィンランドの。
フィンランドの映画といえばアキ・カウリスマキの一連の作品が連想される。『過去のない男』がカンヌで評価され、米アカデミー外国語映画賞にもノミネートされ、一気に世界的な存在になった。
彼は正に小津安二郎の崇拝者だった。
そしてこの映画には、その小津安二郎が息づいていました。
この品の良い画面から漂うほのかな美しさは女性監督の為せる技なのだろうか。とても心地よいセリフ、そして風景、画面です。
そしてそして、この絵になる構図。
美しい映画だった。
そして知的な会話と、淡々として抑揚のない盛り上がりがクールで良かった。
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